散歩の続き

dog-and-man 2010年12月

前回お伝えした、リードを外した散歩は試してみましたか。

普段以上にあなたの方を見るようになったでしょうか?

いつもと違う、ちょっと変わったことをすることで、犬は「あれれっ、いつもと違うけど、どうしたのかな」って考えてくれます。

何となく毎日を暮らしていると、リーダーが誰かを忘れてしまうことがあります。

「犬」じゃなくて「人」の方がです。

犬は群れの家族全員を常に観察して、自分の階級を確認しています。

ちょっとでもスキを見せると、「自分の方が上だ」って勘違いしてしまいます。

勘違いというのは、あくまでも「人」から見た場合ですけどね。

だから、常にリーダーらしく振舞うのは、飼い主である人の責任ともいえます。

「うちのピー子ちゃんは、わがままで困るのよ~」なんて、笑ってる場合じゃありません。

殺傷能力の弱いチワワなど小型犬ならまだしも、中型犬以上になると危険です。

・道路を散歩中の訓練
皆さんは散歩の時間やコースをちゃんと決めて、毎日同じルートを通っていますか?

もし、散歩のパターンいつも同じなら・・・

時には違った時間、違った道を散歩しましょう。

いつも同じコースを散歩していると、「ここは自分たちのテリトリー(縄張り)だ」と犬が勘違いしてしまいます。

良く見かける犬に出会ったら、仲が良ければジャレあったりするでしょう。

あるいはカーミング・シグナルで、やり過ごしたりします。

カーミング・シグナルの詳細は、メルマガ29号を参考にしてください。

ところが、テリトリー意識が強くなり過ぎると、他の犬が自分のテリトリーに入ることを許さないこともあります。
テリトリーに入ってきた不審な犬を、威嚇することになります。

いわゆる「無駄吠え」ですね。

無駄吠えで済めばいいのですが、いきなり襲い掛かったりすることもあります。

「ビー」も襲われたことがあります。

私は反射的に、相手の犬を蹴ってしまいました。

お母さんとお子さんがその犬の散歩をしてたのですが、二人ともキョトンとして固まったままです(笑)。
いや、笑い事じゃないです。

人がリーダーシップを取れてない典型的な例ですね。

ですから散歩中のあなたは、常にリーダーとして振舞ってください。

テリトリー意識を薄くさせるには、時々散歩時間やコースを変えることです。

いろんな犬に出会えるかもしれませんし、ついでだから、飼い主さんとも仲良くなりましょう。

犬の社会性を高めることにもつながりますし、人の輪が広がるのもいいことですよね。

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