一人暮らしで室内犬を飼われている方から多い質問です。
犬が一緒に寝たい理由
ワンルームのマンションなどではケージを設置する場所も確保が難しいでしょうし、ケージや犬小屋をフローリングに直接置くのもキズなどの心配がありますよね。
先週もお伝えしましたが、犬は群れの仲間を大切にしますし、自分も大切にしてほしいと思っています。
何か大変なことが起きたら、仲間が力を合わせて群れを守ります。
だから寝るときも、同じ場所で寝たいと思っている犬もいますし、少し距離を置いて寝たいと思っている犬もいます。
どちらにしても個性なので、無理に強制するものではないと思います。
マメ柴を飼ってらっしゃるお宅のお話しですが、日中は室内で大人しくしているのに、夜になると庭に出たがるそうです。
「いつまでも付き合ってられないもん」そう言って犬小屋を外に置いたところ、しばらく庭を探検してから安心して犬小屋で眠ってるそうです。
家の敷地はブロックで囲われているので外に出ることはできません。
こんなワンちゃんがいるかと思えば、人の布団に入りたがるワンちゃんもいます。
一緒の布団で寝るのは絶対にダメなのでしょうか？
個人的な意見ですが、条件付でＯＫだと思います。
主従関係を理解していますか？
あなたの家庭で人がリーダーになっているのなら、同じ布団やベッドで寝ても大丈夫です。
一般的な家庭環境であれば、犬のほうが先に寝るのではないでしょうか。
あなたが普段ベッドで寝るとすれば、犬が先にベッドで寝ていますね。
「さあ、寝ようか」、と思ったら、ベッドの真ん中でスヤスヤと無邪気な寝顔でワンちゃんが寝ています。
こんな時にはどうしますか？
「起こすのも可哀想だし」といってあなたが隅っこで寝るのは・・・
当然ＮＧですね。
そっと起こして、あなたが寝られる分のスペースを確保してください。
あなたがワンちゃんに遠慮して寝ると、主従関係が逆転してしまいます。
犬は寝ているようにみえても、ほんとに熟睡している時間はほんのわずかですから、寝ていても音や気配に注意を払っています。
野生で生きていくための本能ですね。
だから寝ているようにみえても、あなたの行動を気配で感じています。
寝ているところを起こされて不機嫌になる犬もいますが、ここはゆずってはいけません。
こんなところを注意すれば、同じ布団やベッドで寝ても問題ないと思います。
老後は少し困った問題があります
老犬になると、オネショの心配があります。
「ビー」は１０歳を過ぎたあたりからオネショをするようになりました。
フカフカの座布団がお気に入りだったので一日のほとんどをそこで過ごしていましたが、２～３日に一回はオネショをしました。
「ビー」はオムツや雨合羽など体にまとわり付くものが嫌いだったのでオムツはあきらめました。
今さら座布団の上で寝ちゃダメとも言えないので、雑巾で軽く拭いた後に消臭剤をかけていました。
一緒に寝てあげると安心するワンちゃんにとってはあなたと一緒の時間が増えて喜ぶでしょうが、老後はこんな問題が起きることも頭の隅に入れておいてくださいね。