以前のメルマガ「犬の観察」で犬のしぐさを何回かに分けてお伝えしますと書きましたが、ものすごい期間がかかります(笑)。
メールでも犬のしぐさについての質問があるのですが、犬が人を慕っているしぐさをしているのに、「私のこと嫌いなのかしら」と勘違いされている方もいらっしゃいます。
これらはカーミングシグナルとよばれているもので、確か3年前のメルマガでも少し紹介したことがあります。
ホームページにも掲載したいのですが、文字だけでは上手く伝わらないこともあって見送っています。
カーミングシグナルは犬の言葉とも言われるくらいで、その時の犬の状態を態度や表情で表すものです。
犬同士では理解できるのですが、我々は勉強しないと先の例のように思いっきり勘違いしてしまうこともあります。
その結果、犬がストレスを感じ、カーミングシグナルそのものを忘れてしまうという不幸なことにもなります。
カーミングシグナルについて解説された本もあるにはあるのですが、やはり文字情報ばかり多くても覚えきれないのが実情だと思います。
ところが、最近になってこの問題を解決してくれる本が出版されました。
カーミングシグナルの考え方を提唱された、ルーガスさんというノルウェーの方が書かれた本です。
本といっても写真が非常に多く、実例が豊富なので分かりやすさはピカイチだと思います。
しかもページ数は実質50ページくらいです。
カーミングシグナルについて解説しているだけではなく、犬の観察方法についてや、犬のストレスを軽減させる方法も詳しく書かれています。
このあたりはさすがに、カーミングシグナルの提唱者だけのことはあると思います。
ただ翻訳本なので、直訳しようとして難解な文章になってしまっている箇所が何箇所かあるのが残念です。
しかし、何回か読み直していれば理解できるくらいの訳です。
分厚い本を買ってきても、すべて頭に入れるのは無理でしょう。
50ページくらいの量ですから、何度も読み返していればマスターできるはずです。
好みもあるので、私が今までに読んだ本を人に紹介したことはないのですが、お小遣いに余裕があれば、是非読んでいただきたい本です。
メルマガ連動企画のページを立ち上げて紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
メルマガ連動企画:
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