犬をしつけようとしてはいけない理由

dog-and-man 2012年07月

どうして、犬を「しつけ」ようとしてはいけないのかというと、犬によって性格が違うので、決まった方法がないからです。

犬を迎える前には、

「この犬種はこんな性格だから飼いやすい」、「この犬種は室内犬に向いている」みたいなことを勉強されたと思います。

でもこれって、

「日本人は、内気で感情を表さず生真面目」
「イタリア人は、陽気でファンキー」

みたいな区別と同じですよね。

臆病な犬もいれば大胆な犬もいます。

それぞれの犬の性格に応じて接することが大切です。

「犬は厳しくしつけるものだ」、と思っていたご主人に吠える犬がいました。

自分に吠える犬には気分が悪いので、より厳しくします。

犬はますます抵抗します。

でも、その犬は臆病な性格なので、自分を守ろうとして吠えていただけなんです。

ご主人が犬に優しく接するようにしたことで、短期間に関係が改善したという例もあります。

つまり「しつけ、しつけ」って難しく考えると、余計に犬との関係がこじれてしまうんですね。

犬は話すことができませんから、表情や態度で自分の意思を伝えます。

これらを分かりやすくまとめた考え方が、カーミングシグナルです。

犬の話す言葉が分かれば、私たちも犬語を話すことができます。
(残念ながら私たちにはシッポはありませんが)

そんなことが、この本から学ぶことができます。

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