もし、大切なワンコが迷子になったらどうしましょう。
室内で飼っているから大丈夫だろうと思っていても、発情期のメスを探してとか、雷などの音におどろいて外に飛び出したりすることもあります。
ドッグランに通っていたころに、犬が突然いなくなってしまう例が2件ありました。
1件は犬同士のケンカが原因のようでしたが、もう1件は突然いなくなったようです。
幸い2件とも無事に自宅付近で保護されたのでよかったのですが、自分のこととして考えると怖いですよね。
今回は犬が迷子になったときに備えて、ちょっと予備知識を覚えておきましょう。
・何かにおびえて飛び出す
迷子にならないまでも、その場から逃げ出そうとしているのを見つけたら
どうしますか。
このときの犬はパニックになっているので、あまり追い詰めるような行動はやめましょう。
犬の名前を呼びながら落ち着かせることが先です。
見えている間は、ある意味まだ安心ですから、様子をみながら近づいていきましょう。
・興味のあるものを追いかける
発情期のメスを追いかけたり、猫などを追いかけたりして迷子になることもあります。
このケースでは、いきなり遠くまで行ってしまうことはありませんから家族や犬友達などに手伝ってもらって円形に捜索範囲を広げるのが効率的なんだそうです。
レコード盤の溝を中心から外に向かっていくイメージですね。
レコード盤って何って聞かないでください(汗)。
犬には帰巣本能があるとはいえ、自分の現在位置を確認するのにはしばらく時間がかかるので、近所をウロウロしている所を発見できるかもしれません。
・迷子になっちゃったら
どうしても見つからなかったらどうしましょう。
まずは、保健所や警察に連絡をしましょう。
犬種、年齢、特徴(首輪など)といったことを聞かれると思いますが、犬の写真を持っているのも確認しやすいのでいい方法です。
漫画などでは電柱にポスターを貼ったりしてますけど、これは許可がないとしてはいけません。
それよりは動物病院など犬の飼い主が集まる場所のほうが効果的です。
犬好きの人ですから、犬に興味を持っていない人より特徴などを覚えてくれる確率は高くなるはずです。
もし相当期間、犬が見つからなければ、かなり遠くに行ってしまってるか動物保護センターなどに保護されていることも考えられます。
環境省が運営している「収容動物データ検索サイト」に登録されている可能性もありますから、チェックしてみましょう。
・迷子にならないために
人に慣れている犬なら迷子札をつけておくのが一番効果的ですね。
逆に凶暴な犬なら、噛まれることによる病気が怖いので、保健所の人でも迷子札を確認できないことがあるそうです。
室内からの飛び出しを防ぐにはゲートが確実ですが、大型犬では効果が期待できませんからドアや窓に工夫が必要になるかも知れません。
犬笛もある程度の効果は期待できますので、散歩のときは携帯しておいたほうがいいでしょう。
あなたと犬の間で、「帰って来~い」の合図を決めておきます。
我が家では、「ピッピーーーーー」です。
犬笛がなければ口笛でもいいのですが、遠くまで音を届けるのは犬笛に勝てないでしょう。
わたしの使っている犬笛はこれです。
http://e-style.in/synchro/
実は我が家の『ビー』も、2泊3日の無断外泊をした経験があります。
山奥の知人宅に遊びに行ってたのですが、獣のニオイにつられたのか気が付いたらいなくなってました。
この経験があったので『アイン』を迎えてからは、犬笛を使って「帰って来~い」の合図にしています。
遠くに行っているわけではないのですが、視界の悪い山道では重宝しています。