熊やリスなどは冬に備えて脂肪のあるものを好んで食べたり、食料を保存しておいたりしますが、犬はどうなんでしょうか?
実は犬に限らず哺乳動物は、冬には少し太るのが生理的には当たり前なんです。
寒い冬を越すためには、秋に脂肪のあるものをたくさん食べて、体の脂肪を増やしておく必要があるんですね。
「家の中は1年中ほぼ同じ温度」という生活様式が広がっていますが、散歩のために外出すると、外の温度は極端に低くなっています。
1年中同じ体重では夏・冬といった季節の変化に犬の体がついてこられずに体調を崩す原因にもなるようです。
寒さが苦手な犬は特に散歩を嫌がったりするので、暖かい日中にだけ外出するクセをつけてしまうと夏毛・冬毛の切り替えが上手くいかなくなってしまいます。
犬種にもよるので詳しくは獣医さんなどに相談していただきたいのですが、夏と冬で20%くらいの体重の変化があっても問題はなさそうです。
ただ子犬は自分で体温の調節ができないので、冬は要注意です。
人間が暑いと感じるくらいが、ちょうどいいと思ってください。
逆に7歳を超える老犬も体温の調整がしづらくなりますし、食事量が減るなど脂肪をつけられないので注意が必要です。
暖かく冬を過ごせるような気遣いをしてあげてください。