成犬を迎えてトイレのしつけに苦労されている方に。
ブリーダーやペットショップから犬を迎える時期は、生後50~60日頃が一番多いと思いますが、1歳くらいの成犬を迎える方も結構いらっしゃるのでしょうか?
1歳前後の犬を迎える方からのメールも何件かあります。
1歳くらいになると、ある程度のしつけが出来ていることが多いのでしつけは結構楽なんですが、やっぱり苦労するのはトイレのようですね。
・犬にしてみれば
今までの生活環境に慣れてきてからの犬を迎えると、最初は住むところも違えば新しい家族のルールも違うので犬はちょっと混乱します。
例えば大きなサークルで過ごしていた犬にリードをつけて飼おうとすると、最初はリードを振り払おうと必死になったりすることもあります。
食事の変わったことがストレスになって食が細くなることもあります。
でも、一番混乱するのはやっぱりトイレではないでしょうか。
人間も一緒ですよね。
初めてのお宅にお邪魔したときにはトイレの場所が分かりません(笑)。
犬は寝床の近くにトイレがあるのを嫌うことが多いですから、どこをトイレにしようか適当な場所を探します。
なので、いきなり室内で放飼いにすると、自分の好きな場所をトイレにしてしまいます。
自分の匂いがする場所が多いと安心するのでマーキングをあちこちにする犬もいます。
住宅環境にもよるでしょうが、できればサークル内で飼うことから始めるのがよさそうです。
我が家の「アイン」は2歳で迎えましたから、その時のエピソードを少しお伝えすると、
・「アイン」のケース
「アイン」はサークル内で多頭飼いされていたそうです。
我が家での「アイン」の場所は板の間で、引き戸で仕切られた場所にしました。
トイレをしそうな場所に新聞を敷き詰めて何箇所かにトイレシーツを置いておきました。
案の定、トイレシーツがトイレの場所とは分かりません(笑)。
でも成犬なので、新聞の上でオシッコをすると足が汚れるのが分かったようで、自分で考えたのか偶然なのかトイレシーツでオシッコをするようになったんですね。
そうなったらこっちのモンです(笑)。
ちゃんとホメてトイレシーツを交換してあげれば、新聞がなくてもトイレに失敗することはなくなりました。
ただ「アイン」はかなり臆病な性格なので、それが理由かどうかは分かりませんが
ペットシーツの銘柄を変えた後しばらくはペットシーツの横でオシッコをするようになりました(ヤレヤレ)。
この点は、皆さんも気をつけられたほうがいいかもしれません。
生後間もない子犬よりも成犬のほうが飼いやすいのは、社会のルールや自分で考える力がついているからです。