何かの参考になるかも知れませんから、今日は我が家の「アイン」のことをお話しします。
アイン
冒頭にも書いていますが「アイン」は推定2歳のときに前の飼い主さんから引き取りました。
前の飼い主さんは趣味で柴犬を自家繁殖させていたので柴犬が好きな近所の人に分けていたそうです。
自家繁殖をさせていると近親交配で血が濃くなりがちです。
「アイン」もどうやら近親交配のようです。
近親交配の特徴
人気犬種はブリーダーも大量生産しようとするので無理な近親交配をすることがあります。
近親交配で生まれた犬は次のような特徴がみられます。
1.歯並びが悪い
2.身体のバランスが悪い
3.犬種によっては毛の色が薄くなる
大体、上のような特徴が表われますから、ブリーダーで子犬を選ぶときは他の子犬と比べて標準的な特徴とかけ離れていないか確認します。
「アイン」は1.と2.が当てはまります。
歯並びが悪く下の前歯が上の前歯より前にはえています。
志村けんさんのアイ~ンのような顔です。
わたしのブログで口元を注意していただければ分かるはずです。
「アイン」のひとりごとも聞けます(笑)。
歯並びが悪いと食べ物を上手く噛むことができないので噛まずに丸呑みしようとします。
以前チクワを1本あげたら、縦笛のようにくわえて噛まずに丸呑みです。
2.の身体のバランスが悪いのも表われています。
写真では分かりにくいかもしれませんが、頭がちいさく、マズル(口)が短くなっています。
神経質で臆病
我が家に迎えた当時の「アイン」は異常なくらい臆病でした。
ティッシュボックスをテーブルにポンと投げ置いたら、その音にビックリしてジタバタしていました。
前足と後ろ足をバタバタさせてその場から逃げようとするのですがあわてているので足が滑って前に進めません。
見ていると笑ってしまいます。近所の人が見ても大笑いです。
わたしはどう対応したかというと、
放ったらかしです(笑)。
ここで「どうしたの。大丈夫よ。」と過剰になだめると犬も「やっぱり怖いことが起きたんだ。」と勘違いします。
何が起きても堂々としているのがリーダーです。
犬があわてたり怖がったりしているときに、一緒になってオロオロしたり、落ち着かせようと過剰に反応すると犬も不安になります。
地震やカミナリも同じです。
何事もなかったように堂々としていれば犬もすぐに落ち着きます。
で1年半が過ぎた今、例のジタバタ(笑)はどうなったかというと。
ビクッと反応することはありますが、ジタバタはなくなりました。
それはそれでチョット寂しい気もしますが・・・