読書介助犬とは、人が犬に読み聞かせをするために訓練された犬のことです。
アメリカやカナダでは図書館を中心に活動している犬で、すべてボランティアで行われています。
人が犬に読み聞かせをしていると、犬はリラックスしてそれを聞き時には居眠りをしてしまうこともあるようです。
犬は人の話す言葉はほとんど理解できないはずなのですが、どうしてこのような活動が盛んなのでしょうか。
アメリカなど海外からの居住者が多い国では、英語を上手に読めない人がたくさんいます。学校などで教科書を読もうとしても、英語が十分に理解できないため他の生徒にひやかされたりして学校に行くことさえ嫌になったりすることがあります。
ところが犬は人が読み間違えたりしても黙って聴いてくれるので、安心して本を読むことができるというわけです。
日本では図書館に犬を入れること自体が制限されていますから、このような活動は広まりにくい環境に有ります。世の中の理解が進めば、日本で読書介助犬が活躍する日がくるかもしれません。