犬は自分の縄張り(テリトリー)を持っているので、本来は人間社会のように人口密度の高い場所では生活していません。
群れのテリトリーに侵入者や外敵が来ていないかニオイで判断するので、散歩中もニオイをかいだり、マーキングをしてるんですね。
ところが、私たちと一緒に暮らしている犬が住んでいる状況はというと、人はテリトリーに関係なくウロウロしてるし車やバイクが走ってるしで
犬にしてみれば、本能だけでは生活できない状況だといえるでしょう。
散歩のときにリードで犬をつなぐのは、一つには犬を守るという面があります。
でも、これは人間からみた都合ですよね。
犬は一体この状況をどう考えているのでしょうか。
犬に聞いたわけではありませんので、私なりの解釈をお伝えすれば。
「私はあなたを見ているのだから、あなたも私を見ていてくださいね」
というこだと思います。
どういうことかというと、ドッグ・ランなどで犬を遊ばせている方はご存知でしょうが、犬は自由に犬同士で遊んでいるようでも、目の隅ではあなたを見ています。
『アイン』も山の中では自由に遊ばせていますが、時々後ろを振り向いて私の位置を確認しています。
私が『アイン』を見失っても口笛か犬笛を吹けばすぐに戻ってくるので、私がどこにいるのかを分かっているのだと思います。
問題なのは、犬があなたを完全に見失ったときです。
一緒に暮らしている家族がよほど嫌いでない限り、犬は一人で生きていこうとは考えません。
必死であなたを探して、歩き回るはずです。
見つからなければ、家に帰ろうとしたり、「ここ」以外にあなたが行きそうな所を探して道路に出てしまったりするわけです。
ドッグ・ランなどで犬を自由にしてあげるのはいいのですが、常に犬のいる場所を確認してくださいね。
リードでつないで犬と一緒にいれば、絶対にはぐれる心配がないので犬も安心しているはずです。
時々グイグイと引っ張ったりすることもあるでしょうが、「ツイテ」の命令では大人しくついて来るように頑張りましょう。
私のホームページでも基本的なしつけ方法を紹介していますが、これはある人の影響を大きく受けています。
テレビでご存知の方も多いでしょうが、藤井聡さんです。
藤井さんの「しつけ」方法の特徴は、数分のしつけで効果がある点です。
すべての犬種に共通する、たった3つのしつけ法を実践することで、
・あなたも犬もリラックスして暮らせる毎日。
・犬のことが分かると、毎日が楽しくなります。
・毎日のお散歩でも、お利口な犬と一緒だと自慢できます。
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藤井さんは犬のことを本当に考えている方なので、食事や健康チェックシートなどトータルで犬の事が学べるかと思います。