犬はオモチャで遊ぶのが大好きですね。でも、犬にとってオモチャとは、ただの遊びではありません。
テレビなどでも子犬同士が遊んでいる様子が放送されますが、遊んでるようでも「狩りの練習」や「群れの秩序」を学んでるんですよ。
私たちが犬と遊ぶときも、同じ考え方で接するようにしましょう。
■『ボール』は犬が喜ぶ遊びの一つですが、
これは犬が本来もっている狩猟本能を満足させるものです。
転がしたり、バウンドさせたり、2つのボールを同時に投げたり・・・
同じボールでも遊び方のバリエーションは色々です。
まん丸のボールもあれば、ラグビーボールのように、どこに転がるか分からないオモチャもありますよね。
こんなのを組み合わせることで、「あきることなく、本能も満足させる」効果があるのではないでしょうか。
■綱引きも犬が大好きな遊びです。
綱引きに勝ったほうが『上の立場』になります。だから、常に人が勝つようにします。
「今回はわざと負けてあげたのよっ」
こんな考えは犬には通用しません。
自分と相手では、どちらが上の立場なのか?犬は『いつも』これを考えています。
綱引きを終わるときには、「はい、終りね」などと声をかけながら取り上げて遊びを終わらせます。
■綱引きで遊ぶときの注意点は、
人の持ち物では綱引きしないことです。(例えばスリッパなどですね)
スリッパはリーダーの持ち物ですから、犬は触ってはいけないものです。
犬が人の持ち物に執着するときは、分かりやすいように犬語を使います。
目に力を入れて犬から目をそらさず、時には「ウ~」っと、うなったりします。
人の持ち物に触ろうとしたときに、大きな音をたてるのも有効な方法です。
犬に分からないように手をたたいて、「パァ~ン」を大きな音をたてます。
犬がビックリしてあなたの方を見ても、「何かあったの?」みたいに知らん顔するのがコツです。
■唯一の例外は留守番させるときでしょうか。
犬の性格にもよりますが、「アイン」は寂しがりが強い傾向にあるのでいつも同じタオルをハウスに入れておきます。
出掛ける少し前にタオルを首にかけておいて、私の匂いをつけておきます。