時々いただくメールに、『純血種と雑種はどちらがいいのでしょう?』といった相談があります。
最近は雑種をミックス犬と呼んでいるようですが。
純血種は成犬になったときの大きさや、ある程度の性格が予想できますね。
犬種固有の潜在的病気などもそうです。
一方で、どのような血を受け継いでいるのか分からないのが雑種の特徴です。
誤解していただきたくないのは、純血種の性格が全ての固体に当てはまるのではないということです。
■ わたしは柴犬が好きなので、 散歩の途中で見かけると声をかけます。
柴犬は縄張り意識が強く、「我」を通そうとする傾向が強いのですが、すべての柴犬がそうとは限りません。
知らない人が近寄ってきて触ろうとすると、ひっくり返ってお腹をみせる柴犬もいます。
「アイン」のお父さんとお母さんは、人が触ろうとすると噛みつくので、飼い主さんは生傷が絶えなかったそうです。
「アイン」が臆病な性格になったのは、両親の影響かも知れません。
それでも自信を持たせるようにして接していると、性格は変わるものです。
散歩では欲求不満を発散させるようにリードを引っ張っていたのが、今ではわたしのペースに合わせて散歩するようになりました。
食いしん坊は変わりませんが(笑)。
■ 雑種を迎えるのに注意したいのは
・成犬になったときの大きさ
・寒さ暑さのどちらに強いのか。
これくらいではないかと思います。
チワワのような小型犬であれば狩りに対する執着心が低いですが、大型犬は高いと思ったほうがいいかもしれません。
大型犬に育ったのなら、運動量は多めにする必要がありますね。
■ 犬の性格は育った環境に大きく左右されます。
純血種でも雑種でも甘やかして育てると、態度のデカイ犬になります(笑)。
あるいは完全に人に依存する性格になることもあります。
でも、今、何歳だとしても、行動は改善できます。
すべての犬に共通していえるのは、「常にリーダーを求めてる」ということです。