食事になるとオネダリをしたり、ケージに入れると吠え出したり、といった悪いクセがついてしまうことがあります。
メールでの相談でも詳しく話を聞いてみると、ほめるタイミングを間違えてしまって悪いクセとなるようです。
例えば、家族が食事をしているとテーブルにあるものを欲しがる。
これは、家族が犬に「待て」をしてからオカズを分けてあげて「よく待てたね~」といってほめる。
「待て」のご褒美としてほめたのに、犬は「テーブルの上にあるものを欲しがるとほめてくれる」と勘違いしてしまってるケースですね。
あるいはケージに入れると吠えるクセがあるなら、ケージから犬を出すときに「大人しく我慢できたね」といってほめてるのが原因です。
これも、「我慢」のご褒美でほめられたのではなくケージから出るとほめられると勘違いしてるんですね。
上に書いたようなことで悪いクセがついているようならほめるタイミングが正しいかどうかよく考えてみましょう。
ちなみに食事の例では、基本的にテーブルにおいたものは犬に食べさせない。どうしても食べさせるなら、家族全員が食べ終わってからにする。
ケージの例では、犬を出すときは犬の目を見ずに、何事もなかったかのように振舞う。
こんな事がポイントになります。
どちらの例でも、ほめる必要はないんですね。