散歩で犬を前に出さないようにしつけるのは、「リーダーはあなた」を徹底させるのと、交通事故などから犬を守るためです。
と、どのしつけ本にもかかれていますし、私のサイトでも便宜上(イヤハヤ)そのように書いています。
本当に犬が人より先に歩いてはいけないのかを、少し考えてみました。
こんなケースも
岩手県では、ライフルを使ったが猟が行われています。そこで活躍するのが、セッターなどの猟犬です。
セッターの役割は鉄砲ブチ(猟師さん)に獲物の場所を教えることですから、鉄砲ブチの後ろについて歩いてるようでは仕事になりません。
鉄砲ブチの前を歩き、獲物が潜んでいるのを見つけると、体を低くして前足の片方を上げてセットする(=セッター)ことで鉄砲ブチに教えます。だから鉄砲ブチは、普段の散歩でも前を歩かせます。
犬がリーダーなのかというと、そうではなく、家庭犬よりもしつけは厳しいです。「マテ」をさせるとず~っと待ってます。イタズラして犬の名前を呼んでも、反応はするものの絶対に動きません。
柴犬も、別名「熊追い」 と呼ばれ、群れで熊を追い込んでおいて、鉄砲ブチが来るのを待ちます。猟犬の種類は狩りなどの目的があれば、本能的にリーダーより前を歩く習性があるのかもしれません。
わが家ではリードをつけずに散歩することがあります。犬は私の前を歩いていますが、どのルートを取るかは私が指示を出します。ですから前を歩いているとはいえ、耳だけは後ろを向けています。
車も人も交通量が少ないところですが、車や人が来たときは「コイ」と呼んで「スワレ」「マテ」で待たせます。命令を無視するようでは恐くて放せません。
これくらいの「しつけ」ができていれば、人の前を歩いても問題ないと思うのですが、いかがでしょう。犬ゾリでも犬が前を走ってるし。