今年は災害の多い年ですね。
前回のメルマガのテーマは何だったかなと読み返していたら、地震への備えでした。
熊本地方で発生した地震の直後でした。
その後は台風が日本を何回か直撃したため、大雨による災害が目立つ年でした。
観測史上初めて東北に上陸した台風10号は、予想では私の住む地域を直撃するコースでしたが、直前で東にずれたため大きな被害はありませんでした。
それでも強風でハウスのビニールが破れたため、農作物とあわせて50万円くらいの被害でしょうか。
台風10号の直撃予報を知ったときに我が家でとった行動は、水の確保です。
お風呂に水を張り、飲料水を余分に10リットル確保しました。
農家の場合、食べ物は何とかなるので水さえあれば、常備しているランタンなどの照明があれば当面は生活できます。
テレビ報道でも取り上げられた岩手県岩泉町は、山に囲まれた地形なので、大雨になると小さな川はすぐに溢れてしまい逃げようと思ったときには手遅れ。
という事態になってしまったようです。
避難所へ移るにも
行方不明者が気がかり・・・
ペットを飼っているから・・・
という理由で自宅で過ごす方もいらっしゃいました。
2013年に環境省が発表した「被災動物の救護対策ガイドライン」にある、『飼い主とペットは同時避難が原則』の指針も、自治体が対応していないと個人の行動が制限されるという問題点が今回も浮き彫りになりました。
つまり、「自分の身は自分で守れ!」ということです。
では都市部の一般家庭が、準備のためにしておく行動とは何でしょうか?
先の環境省の指針では、個人向けのガイドラインも用意されています。
ガイドライン自体は非常に長いものですが、私たちがしておくべきことは、一番上にある一般飼い主編(抜粋版)で十分です。
過去の例を踏まえて編集されているので、非常にわかりやすく構成されています。
避難所では人の食料は用意されていてもペットの食事や水はないので、これは飼い主の責任ですね。
また避難所の食事は一人当たりに配給される量が少ないそうなので、やはり保存食の準備は必須です。
子どもはたくさん食べたいでしょうし、おやつも必要です。
どうしても保存食を準備するのが億劫な人には、25年保存できる保存食も販売されています。
価格は高めですが、3~5年ごとに買い換える手間と管理を考えるとお得感は高いと思います。
楽天市場でも売っていますから、「25年保存食」で検索してみてください。
3~5年ごとに「保存食まとめ食い祭」なんてやってられないよという普通の人たちはもちろん、自治体や企業でも防災用品の破棄をなくすために取り入れています。