観察して記録する

dog-and-man 2012年02月

私の仕事は農業なので、毎日の観察が重要です。

農作物もシイタケも言葉を話してくれませんから、観察することで「何をしてほしいんだろう?」と毎日考えています。

お天気は毎年違うので、毎年同じ管理をしていてはいい作物に育ってくれません。観察によって実際の農作業を決めるのですが、これには「感」が重要になってきます。

その「感」はどこから来るのかというと、「記録」からです。

過去に書き留めておいた記録を読み直して「今日はこんな風に進めようか」とか決めるわけですね。

犬と暮らすにも同じように記録をつけることで、1年の予定が立てやすくなりますし、ちょっと書き留めておいたものが後で役立つこともあります。

狂犬病予防注射やフィラリア予防、毛が抜け変わりだす時期などもあらかじめ分かっていれば助かりますよね。

何だか体調が悪そうだとか、こんな風に「しつけ」をしたら上手にできたとか。

こんな事も、後から読み返してみると参考になることがあるはずです。

ところが「書く」というのは、ものすごいエネルギーが必要だということをご存じですか?

三日坊主の日記帳や家計簿などを思い出せば思い当たりますよね(笑)。

人は一日中、頭の中で考えたり質問したりしています。

でも、それを書き出そうとすると、大変です。

紙とペン、あるいはパソコンの電源を入れる。

話の順序を考えて、漢字を思い出しながら正しい文法を意識して・・・と大忙しです。

私はその年の手帳を常に持ち歩いているので、ちょっとした事でも書き込んだりしています。

農作業のことやアインの事はもちろん、セミが鳴きだした日なんかも書いてたりします(笑)。

でも、あらためて読み返してみると、必ず勉強になります。

人は覚えているようでも、常に意識していないと、その事を平気で忘れてしまいます。

生まれてから今日までの毎日の出来事を全て覚えていたら、頭がパンクしてしまいますからね。

ちょっとした記録を付けておくだけでも「あっ、そうだった」ってすぐ思い出せます。

パソコンを毎日使う人であれば、ブログもいいですね。

コメントを書いたりしてお友達も増えます。

困っている事をブログに書けば、同じ経験をした人が 教えてくれるかもしれませんからメリットも大きいと思います。

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