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あなたの部屋で犬が飼えますか?
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室内犬を飼うためには室内の環境を整えるところから始まります。
ペットショップやブリーダーからあなたのお部屋に迎えられた子犬は安心なものと危険なものの区別ができないので、危険なものは子犬の
届かないところに置くか、見えないように工夫してください。
一番安心なのは成犬になったときの大きさに合わせたサークルを用意してあげて、あなたの目が届かないときはサークルの中で過ごしてもらうことです。
ワンルームの部屋だったり家の都合によっては、室内に大きなサークルを置くのは難しいかも知れません。
あなたが家の中にいるから安心と思っていても、ちょっと目を離したすきにイタズタをするかも知れません。
■部屋の環境を整えよう
危険度の高いものから注意点を挙げていきます。
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・電化製品の電気コードを見えないようにする。
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犬は何でもかじるのが大好きです。しかし電気コードは犬が感電してしまうことがありますから、絶対に子犬が触れないようにしてください。
万が一 感電しているのを発見しても、犬には触れないでください!
あなたも感電してしまいます。
コンセントを抜いてから犬の様子を見てください。
声をかけてみて何ともないようなら安心ですが、口から泡を出してグッタリしているようなら、動物病院に連れて行きましょう。
こんな事にならないように、コンセントや電気コードは家具などの後ろに隠して犬が届かないようにしておきましょうね。
もし電気コードがからまっているようなら、この際ですから片付けましょう。
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・台所のゴミ袋をイタズラされないようにする
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犬は本当にお腹がいっぱいになるまで、あきれるほど食べ続けます。
市販のドライフードは水分を含むと何倍にも膨れますが、犬はそんなことは知らないので、ご主人がうっかり置き忘れていたドライフードの袋からお腹一杯食べてしまったんですね。
かなり苦しそうでしたが、どうしようもありません。幸いなことに1日様子をみて元気になったようでひと安心でした。
どうしてこんな事が起きたのでしょう?
野生ではいつ獲物にありつけるかわからないので、食べられるときに食べておくといった野生の本能が残っています。
人間と一緒に暮らすようになって毎日食べ物がもらえるようになった現代でも、この本能は残っています。動物には「明日」という概念がないんですね。
ゴミ袋をイタズラされないようにするといっても、
「後片付けが大変!!」
と言っているのではなく、犬に有害な食べ物が入っていると中毒になったり子犬のように体力が弱い時期だと死んでしまうかもしれません。
ゴミ袋はポリバケツのようにフタがついていて犬が簡単には開けられないように注意してあげてください。
上から軽くフタをしている程度では、ゴミ箱ごとひっくり返してしまうこともあるようですから、しっかりフタを固定できるタイプのものを選んでください。