しつけに関するメールでの相談では、どのような「しつけ方」が効果的かと聞かれます。
・サークルに入りたがらない
・部屋で一人にすると吠え出す
・手を噛むクセが直らない
それぞれに対処法はあるのですが、もっと元になっている原因があるはずです。
メール相談だけでは、どのように犬と接しているのかが見えないので聞き出すしかないのですが、「このくらいは伝えなくてもいいだろう」と判断されて、こちらに伝わらないこともあります。
何回かのやりとりで、やっと原因が分かったりすることもあります。
しつけが上手くいかない人に共通することの一つに、「遊び」はするんだけど「ほめることはしてない」事があります。
遊びは「しつけ」の一環として有効ですし、スキンシップのためにも重要です。
それにもう一つ、「ほめる」ことを付け加えるだけで、犬の様子が変わることがあります。
ほめられて気分が良くなるのは、あなたも同じですよね。
わたしもです(笑)。
犬だって、ほめられたらうれしいんです。
「また、ほめられることをしよう」「何をしたらほめられるかな?」
こんなことを考えています。
遊びの中で「ほめる」方法の一つに、引っ張りっこがあります。
タオルでもボールでもヌイグルミでもいいのですが、「ちょうだい」と言って、咥えているものを素直に放したら「ほめる」。
それも大げさにほめるのがコツです。犬が「もうやめてくれ~」って思うくらい。
簡単ですよね。
事務的に「はい、遊びは終わり」といって取り上げるより、「ほめてもらえる」というオマケが最後についてくるんですから、犬も喜んで従ってくれるはずです。