オランダとアメリカを拠点とする雑誌『Society & Animals』に投稿された記事によると、人は人より犬に感情移入するという、実験結果が出たということです。
片足骨折、複数の傷を折ったという架空の暴行事件が発生した新聞記事を240人の学生に別々に見せて、感情移入のレベルを測定したものです
襲われた想定の被害者は、大人の人間、人間の赤ちゃん、成犬、子犬の4パターン。
感情移入のレベルは、人間の赤ちゃん、成犬、子犬が同じで大人の人間は最も低かったとのこと。
実験当初の仮説では、成人と成犬、赤ちゃんと子犬が同じになると予測されていましたが、今回行われた結果を受けて研究チームは、人間がペットを家族の一員として受け入れていると結論づけました。
実際に犬は、犬を含め他の動物に対する動きよりも、人間の動きに最も注目していて、顔の表情として明らかな違いが表れるそうです。
これはコミュニケーションを取るために発達したもので、オヤツなどのご褒美をもらうためのものではないとされています。
人と犬は何万年も一緒に暮らしているといわれていますから、犬にしても人間を信頼できるパートナーとして認識してるんでしょう。
いつも犬に見られていると思うと、日々の行動を意識してしまいそうですね、