犬の飼い主の責任

dog-and-man 2012年08月

犬を飼うために覚えておきたい飼い主の責任です。

●犬のフン

先ほどの犬のフンを放置する件についてですが、法律違反かというと、ズバリ法律違反です。

しかし、軽犯罪法違反ですから、すぐに逮捕されることはまずありません。

罰則も比較的軽くて、
「1日以上30日未満の拘留もしくは1000円以上1万円未満の科料に処す」
とあります。

その他にも、各自治体が独自に条例を定めていることもありますが、こちらも悪質なケースにしか適用されることはないようです。

実際には、どちらも何度注意してもきかない場合にのみ適用されるようです。

●畜犬登録・狂犬病予防注射

自治体に「犬を飼いました」と届けることです。

目的は、狂犬病が日本で見つかったときに蔓延するのを防ぐためです。

自治体から狂犬病予防注射のお知らせが届きますから、合同会場か獣医さんで注射をしてもらうことになります。

狂犬病は発病すると死亡率100%の病気ですから、狂犬病予防の注射は1年に1回必ず受けてください。

●飼い主の管理責任

『動物の愛護及び管理に関する法律』というのをご存知ですか。

結構長い法律ですけど、私たちが関係する部分は短くて抜粋すると次のようなものです。

・命があるものを所有していることを自覚しなさい
・動物の種類や習性を理解しなさい
・動物の健康と安全の管理をしなさい
・狂犬病予防の注射を受けなさい
・他人に迷惑をかけてはいけません

大体このようなことが私たち飼い主の義務になっています。

もちろん動物虐待については、飼い主だけでなくすべての国民が対象です。

違反者の罰則も重く、違反した条項によって違いはありますが、1年以下の懲役から百万円以下の罰金となっています。

法律ですから解釈のしかたはいくらであるのですが、人にケガをさせたり、ワンワン吠えるといって訴えられたりしたら、他人に迷惑をかけたことになるので飼い主の責任は重いですね。

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