秋から冬にかけては太り気味になる犬が結構いるようです。
ダイエット用のドッグフードやサプリメントを販売している業者も忙しくなる時期ではないでしょうか(笑)。
体重管理とダイエット
・犬の体重変化を知る方法
ちょっと太り気味かなとか痩せたかなと判断するには体重計で量るのが一番簡単ですが、毎週とか1ヶ月に一回とか犬の体重を量る人は少ないのではないでしょうか?
そこで、普段の生活で犬の体重変化を知る方法をお伝えします。
散歩のときにするチェック
首輪はどの犬もしていますよね。
首輪は指が2本入るくらいに締めるのが理想的なので、皆さんもそれくらいの余裕を持って締めているでしょう。
散歩のときに首輪と首の間に指を入れて、いつも同じ間隔になっているか確認しましょう。指が入りにくくなったりしたら要注意です。
わき腹を触って、肋骨(ろっ骨)が確認できるか
セッターなど短毛の犬種であれば目で見て、肋骨が確認できるのが理想的な体重ですが、毛が長い犬種であれば目で見て確認することができません。
そこでブラッシングのときや一緒に遊ぶときに、肋骨の辺りを触ってみましょう。
指で肋骨が簡単に触れるようなら標準的な体重ですが、お肉を押さえつけないと分からないようなら太りすぎです。
犬が太ってしまったら
「ちょっと太ったんじゃないの?」と気付いたり、散歩仲間に言われたりしたらどうしましょう。
最初に思いつくのは食事の量を減らすことですが、食事制限では体重は落ちにくいですし犬にとってもストレスです。
ですから、やっぱり運動です。
でも犬はビリーズ・ブートキャンプをやってくれません(笑)。
なので思いっきり走らせましょう。
ここでいう「走る」とは、人で言うジョギングのような「走る」ではありません。
ほとんど全力疾走に近い速度で10分以上走らせてください。
走って疲れることは犬にとっては当たり前のことです。
獲物を追いかけたり、逆に敵から逃げたり・・・
小型犬ならあなたも一緒に走ってあげればいいのですが、柴犬など中型犬以上の大きさでは人が先に疲れてしまうので自転車に乗っての散歩がオススメです。
広いグラウンドや広場があれば理想的ですが、交通量の多い道路では危険なのでやめましょう。
ボールを投げて取って来させるのはダメですか?と質問を受けることがありますが、
ボール投げでは走ったり歩いたりですし、犬が飽きてしまったら走らなくなるのでダイエット効果は期待できないと思ってください。
思いっきり走るダイエットは、太りすぎの犬では心臓の負担が大きく危険ですから、獣医さんと相談してください。
あくまでも「太ってきたかな?」と感じたときのダイエット方法ですから気をつけてください。