ほとんどの犬のしぐさには、ちゃんと意味があるんですよ。
犬のしぐさは言葉と同じ
犬を観察していると、あくびをしたり尻尾を振ったりと様々なしぐさをします。
これらのしぐさは、眠いからあくびをするといった生理現象もありますが、実は行動の一つひとつに意味があって、犬同士がコミュニケーションをとっているんです。
カーミングシグナル
このように犬同士がしぐさや行動でコミュニケーションをとる行為を、カーミングシグナルとよんでいます。
カーミングシグナルは、ほんの一瞬の表現も含めると100種類以上あるといわれていますが、人と犬とでは背の高さが違うこともあって、注意深く観察してもすべてを確認することは難しいようです。
メールで相談いただく内容を読んでいると、カーミングシグナルを誤解している人が多いので、犬と仲良く暮らすためにも主なものだけでも覚えておくようにしましょう。
・目をそらす
目をそらすのは「あなたを敵だとは思っていません」という意思表示です。
・あくび
あくびをするのは緊張をほぐそうとしている動作です。犬を怒ったりした時にあくびをするのは、自分と相手をリラックスさせようとしています。
・背中を向けて座る
犬が周囲の環境に緊張感を感じている動作です。
人がカーミングシグナルを見ると、自分をバカにしているように感じる動作もありますが、言葉を話せなく動作で意思表示する犬の行動を理解してあげれば、その意味も徐々に理解できると思います。
カーミングシグナルについては、こちらのページでも詳しく解説していますので参考にしてみてください。