犬の散歩は楽しいものですけど、犬にとっては危険もいっぱいです。
犬の散歩で注意すること
犬は散歩が大好きです。でも健康のためではなくて、自分の縄張りをチェックするのが目的です。
自然の中では当たり前のことでも、人間の世界では動物にとって危険なこともたくさんありますから注意しましょう。
駐車場や空き地で注意すること
犬は散歩中に草を食べることがあります。胸やけを起こした時に先のとがった草を食べて、チクチクした刺激で胃の中のものを吐き出そうとするそうです。
この習性で注意したいのは除草剤です。
私営の駐車場や使われていない空き地では、除草剤をまいていることがあります。除草剤は草を枯らせるほど毒性が強いものですから、体調をくずしたり最悪の場合は死んでしまうこともあります。
公営の児童公園などでは安全のために除草剤を使うことはないそうですが、個人の敷地などでは注意したいところです。
夏の散歩は早朝か夕方に
今の道路は、ほとんどアスファルト舗装されています。黒いものは熱を吸収しやすいので、あっという間に温度が上がります。
人は靴を履いているのであまり意識することはないのですが、日中は手で触れないほどの温度になります。
靴を履いていない犬はヤケドをしてしまいますから、夏の散歩は早朝か夕方の涼しい時間帯にしてあげてください。
オシッコやウンチをした場所はできるだけきれいに
最近問題になっているのが、犬がトイレをしたあとの悪臭です。
散歩のときには、水を入れたペットボトルを持ち歩いて、オシッコやウンチをした場所はできるだけ水で洗い流すようにしましょう。
水で洗い流した後では、匂いが何十倍にも薄まるそうです。
犬は縄張りがありますから、1頭の犬がオシッコをすると他の犬もオシッコをしてしまいます。
これは犬の習性ですから仕方のないことですが、電柱など目印になるところや家の塀などに何頭もがオシッコをすると、悪臭を放つようになります。
近所に住んでいる方々には大変に迷惑な話で、犬や犬の飼い主が白い目で見られても仕方がないことです。できるだけご近所とのトラブルを起こさないためにも気をつけたいところです。
夜の散歩
秋から冬にかけては、日が沈むのが早くなるものです。犬の散歩のつもりが、ついついお喋りに夢中になって(笑)なんてこともありますしね。一人暮らしでは、散歩の時間が夜になることもあると思います。
夕暮れ時や夜の散歩では、犬も見えづらいものです。ドッグランや公園で犬を放していると、どこにいるのか見つけづらくなります。
道路を歩いていても、自動車などのドライバーは人には注意を向けるものの、犬がいるとは思っていないものです。
このような時に役立つのが、光るペンダントです。わずかな光でも、思ったより犬の位置を確認できます。
最近は NITE IZE(ナイトアイズ) スポットリットなど、LEDランプのついたペンダントが主流なので、電池代もそれほど気にせずに利用できます。
犬の安全のためにも、用意しておいて間違いないと思います。