犬もウソをつく

dog-and-man 2010年11月

かなり以前に読んだ本に書いてあったことですが、「犬もウソをつくことがある」といったお話です。

本当にウソをついたのかどうかは犬にしか分かりませんけど。

訓練の成果を検定する「足跡追求」での出来事です。

犯人の歩いた跡を追跡するという、テレビなどでもよく見る場面です。

訓練士さんが警察犬をほめながら試験を受けていました。

犬はクンクンと匂いを嗅いで犯人を追跡し、「無事に犯人を追い詰めたよ」と訓練士さん知らせました。

訓練士さんは意気揚々と試験官の所に結果を聞きにいくと、「途中でコースアウトしたよ」と知らされました。

途中で曲がらないといけない場所を、真直ぐに進んでしまっていたそうです。

その場所というのは、訓練士さんが犬に声をかけ続けていた場所だったそうです。

警察犬は子犬の頃から厳しい訓練を受けています。

生後3ヶ月で行われる試験には、私たちが想像もできないくらい厳しい科目が並んでいます。

そんな警察犬でもウソをつくなんて、やっぱりワンコは可愛いですよね。

どうしてこんなことが起きたのでしょうか?

わたしは警察犬の訓練士さんほどの知識も経験もありませんから偉そうなことは書けませんが、私なりにこの事件を推測してみました。

結論からいうと、「犬をホメるにはタイミングがある」ということです。

普通の家庭でよく見かける風景で考えると分かりやすいと思います。

例えば、・外出から帰ってきたら、留守番中の犬が飛びついてきたのでホメる。・ご飯のときに喜んではしゃいでいるとホメる。などなど

ホメるということは、「その仕草や行動は『良いこと』だよ」ということを教えることです。

では、犬にしてほしい『良いこと』とはどんなことでしょう。

そう、静かに「伏せ」や「オスワリ」をしてくれていることですね。

ですから、外出から帰ってきて犬が人に飛びつく行為は、犬が主人になってしまい主従関係が逆転しているといえます。
黙って犬を無視して、落ち着いて「オスワリ」をしたらその瞬間を逃さずにさりげなくホメてあげる。

文章で書くと簡単ですが、タイミングは難しいです(笑)。

コツといえば、ホメる言葉(ヨ~シなど)を決めておいて、横目で犬を見ながらタイミングを逃さないことでしょうか。

あるいは2~3分知らん顔して、犬が落ち着いたら声をかけてホメる。

ご飯で興奮するのなら、一旦ご飯を下げて落ち着いて「オスワリ」をしたら改めて出す。

こんなことの繰り返しと忍耐が、犬のしつけには必要だと思います。

先ほどの警察犬の例だと、「匂いを嗅いで真直ぐ歩いているとホメてくれる」と勘違いしてしまったのかもしれませんね。

犬にしてみれば、「警察のため」とか「人のため」なんて考えは全くありません。

今、この瞬間が「快」か「不快」かだけなんです。

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